五十肩とはいったいどのような症状があるのか、
早速見ていきましょう。 【五十肩の症状】 1、初期の痛み・・・肩の違和感がとれない。少し痛い。肩こり。その他
2、進行期の痛み・・・夜ズキズキ歯痛のように痛み、眠れない夜間痛と呼ばれるもの。
3、拘縮期・・・痛みとともに、肩が動かなくなってきます。
(エプロンがつけられない。下着がとめられない。など)
4、拘縮期末期・・・痛みは大分ましになってきたけれど硬くて動かない。
5、回復期・・・あまり痛みが出なくなってきました。最初、
肩関節付近に鈍痛がおこり、腕の可動範囲の制限が起こります。
次第に痛みは鋭いものになり、急に腕を動かす場合などに激痛が走るようになってきます。
痛みのために、腕を直角以上に上げられなくなったり、後ろへはほとんど
動かせないなどの運動障害が起こり、生活にも支障がでてくるほどです。
また、重症化すると、
洗髪 、髪をとかす、歯磨き、炊事、洗濯物を干す、電車のつり革につかまる、
洋服を着る、寝返りを打つ、排便後のお尻の始末などが不自由となり、
日常生活に大きな困難をもたらす場合もあります。
五十肩の症状は、軽症で済むか重症化するかの仕組みもまだはっきりしていません。
痛みは片方の肩だけの場合と、一方の肩が発症してしばらく経つと
もう片方の肩にも発症してしまう場合とがあります。
片方の肩が発症してしまうと、もう一方も発症する確率が高いようで、
これを防止することは難しいようです。
また、痛みのピーク時には肩の痛みに加えて、腕全体にだるさや痺れがあることも…
常に腕をさすっていないと我慢できない、と訴える患者さんもいます。
初期の症状が始まってからピークを迎えるまで数ヶ月を要し、
ピークは数週間続き次第に和らいできます。
痛みのレベルにもよりますが、鋭い痛みが感じられなくなるまでに半年前後、
さらにボールなどの物を投げられるようになるまでには1年前後かかる場合もあります。腕の可動範囲を発症前の状態までに戻せるかどうかは、痛みが緩和した後のリハビリ次第で、
多くの場合は発症前の状態には戻りにくいようです。
要するに、症状が重くなると回復までに時間もかかるし、
発生前の状態に戻す事が難しくなるのですね。
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